ハロー ボーイズ ハロー ガールズ
夏が終わろうとしているぜ。
素麺食って扇風機にああああああしたかい? 肝試しや花火したかい? 夏祭りに行ってテキ屋に並んだかい?
俺の夏はいつの間にタンブラーにアイスコーヒーを注いで、 スタジオで飲み更ける夏になってしまった。
ここ2年くらい、夏らしいことをしてない気がする。( というより俺が本心からそれを求めていないのかもしれない)
そんな俺も、お盆に遊びに来てた甥っ子姪っ子たちと、 神社と公園へ虫採りに行ってきた。
子供達は6人。(うち1人は乳幼児)
虫採り網は二本。
2//6の網の所有権を巡って揉める。
まだ小学生にもなっていない幼い子供達は、 もはや虫を捕まえること、 その一点のみに脳みそがフル回転している。
弟(4)の網を奪う姉(6)、泣く弟(4)、姉(6) は返さない、怒る親。
親が弟(4)に返してあげなさいと強引に返す、泣き叫ぶ姉(6) 、それを見兼ねたそのいとこの男の子(5)が網を貸してあげる。
それを頬めましく見守る俺(28) ふふふ。 ((まだおっちゃんとは呼ばせ(てい)ない))
子供はいいな。 子供は未来だ。
子供の存在そのものが未来だ。明日だ。
俺がガキの頃に虫採りをした神社や公園で、 今度は兄の子供達がそこで虫採りをしてる。
感慨深いよ。こうして時は巡っていく。 子供達の成長を見れば見るほどにそう思う。
空を見上げても、 空と自分との距離はたいして変わっていないのに、空の下では、 こんなにも大きく変わっていく。
消えていくもの、生まれていくもの。
大きくなるもの、小さくなるもの。
朽ちていくもの、再生されていくもの。
あの分厚い雲の形を正確に俺は覚えることはできないだろうな。
今日の子供たちの笑顔を俺は正確に記憶することもできないだろう な。
それでも、あの雲がもこもこ分厚くて、 子供たちがスキッ歯を隠さずニッコリとしていたことは、 忘れたくはないな。
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