ヒューマン

今年に入ってから新しい出会いというか、新たな繋がりが多くなってきています。

音楽とリンクしそうにない縁から音楽に繋がったり、遠回しに自分の知り合いが繋がってたりと妙な縁を感じることが多い。あれか。今年は出会いの年なのかもしれない。


俺は今まで人付き合いであまり外に出向くことがなかった。

なんというか、そんなことより制作だ!曲作りだ!自己修練だ!的な、ある意味脳(味噌まで)筋(肉)のような思考で、そこに重きを置いていなかった。

別に人と接することが嫌いじゃなくて、むしろ俺は大好きで。だけど、"そんなこと"より自分には至らない点がいっぱいあるからそこを磨くんだ!って偏った思考になってた。


まったく。それが"そんなこと"なんてとんでもねぇよな。


色んな人と接して得るものは、スタジオの中でもぞもぞとしてるだけじゃ絶対に得られない。

逆に一人でスタジオで曲作りに向き合うことで得られることもあるけど、すんげぇくだらねぇー話するだけでも色んな人と会って、その世界観に、触れて覗きこんで、わーっ!てなることが、今は楽しく思える。そのわーっ!ってとこが重要で、少年の頃のような気持ちになれて、変に大人になって固まっちまった部分をほぐしてくれる気がする。

何かの優劣とか、貧富の差だったり、俺たちは社会や人生の中で順位付けしあっている。「自分が接する相手がそれを競える相手じゃないと自分は楽しめない」という気持ちもわかるけれど、そんなのばっかりってなんか寂しいよな。


俺の見た色は俺しか見れないし、俺じゃない人の見た色は俺じゃない人しか見れない。俺が聞いた音は俺じゃないと聞けないし、俺じゃない人が聞いた音は俺じゃない人しか聞けない。

だから人間は言葉を交わし、手を握り、抱きしめ合って、それを確かめ合おうとする。そんな原始的な事を俺は少し忘れていたのかもしれない。


そんなことを思いながら今日の作業を終える。

すげぇいい曲が出来そう。

長い間音楽をしてきた中から生み出された2分少しの世界には、長い長い旅の足あとが刻まれている。



ハローグッバイレコーズの情報をシェアしよう!